チェコ人のユーモア

ユーリア チェルナーチェコヴァー

チェコで、ユーモアは大事な文化の一部分で、日常生活の中でよく見られます。普通の冗談話ばかりでなく、テレビの広告とか、音楽とか、居酒屋などでもよく使われています。

そして、チェコのユーモアにはタブーになるテーマがほとんどないので、人を笑わせる方法は実際にいろいろあります。例えば、チェコでとても人気があるのはブラックユーモアや、あいまいなユーモアや、皮肉や、言葉の相似を使っているユーモアや、アルコールについての冗談などです。つまり、誰でもチェコのユーモアで好きな部分を見つけられるに違いありません。

チェコに来て、少し周りを見渡すと、冗談らしいものが本当にどこでも見られます。例えば、道を歩きながら、居酒屋の名前を見たら、それも興味深いものだということがわかります。

なぜかというと、プラハではかなり想像しにくい居酒屋の名前や、あいまいな居酒屋の名前が多いからです。たとえば、「多毛な幽霊」という矛盾するような名前の居酒屋もあります。

Image

また、隠された意味を持つパブの名前もあります。

例えば、のどが乾いて歩いている人が「弱い意志」という名前の居酒屋を見ると、ついそこでビールでも飲みたくなるのではないでしょうか。

Image

また、あるとても狭くて、険しいプラハの道にある居酒屋の名前を想像できますか。そこが本当に適した立地条件だと言えないので、居酒屋の名前は「バカな所」になりました。 そして、面白いパブの名前の中から「Stará, promiň」と「Práce」という場所について話しましょう。「Stará promiň」は「お前、ごめん」という意味で、「Práce」は「仕事」という意味です。二つとも酔っ払った夫にすれば、謝るのに便利な名前でしょう。その上、夫が「仕事に出かけるよ。」と言ったら、奥さんから褒めてもらえることもあるかもしれません。

Image Image

チェコ人は本当に何についても冗談好きです。自分の文化についての冗談さえ好きです。たとえば、ソビエト連邦のチェコ人の時の生活は多くの人に簡単ではありませんでしたが、チェコの映画と小説では当時の状態をユーモアを交えて措いています。それについて興味がある方は、「Pelíšky」(ペリーシュキ)という映画とŠimek a Grossman(シメクとグロスマン)という作家の本がオススメです。

チェコ人が本当にだれでもユーモアの好きだということの証明は ヤラ・チムルマン(Jára Cimrman)というキャラクターに表れています。Jára Cimrmanは実在しないチェコの作家で、詩人で、哲学者で、先生で、画家で、発明者などです。Jára Cimrman は「チェコのレオナルド・ダ・ヴィンチ」としても有名です。その主人公は1960年代に作られていて、今でもとても人気があります。場所と年齢などにかかわらず、Jára Cimrmanが好きじゃないチェコ人はほとんどいないと思います。

Image

Cimrmanは映画と劇の主人公のキャラクターとして最も有名です。Cimrmanを想像した人はJiří Šebánek とZdeněk Svěrákです。そして、Zdeněk SvěrákはCimrmanの俳優にもなりました。本当のキャラクターじゃなくても、Cimrmanについての情報が多くて、かなり具体的です。例えば、インターネットで検索すれば、Cimrmanが作った名作のリストとCimrmanの発明のリストが簡単に見つけられます。

Jára Cimrmanの性格のイメージをつかむために、次の本人の引用を見てください:

「きのうの午後、自分自身が分からなくなるということがわかった。それは、俺の17-18年ぐらい自分を抜き去ったという計算になる。だから、落ち着いて、時代が俺を追い付くまで待つしかありません。」

„Včera odpoledne jsem nabyl jistoty, že si přestávám rozumět. To přesně odpovídá mým výpočtům, podle nichž jsem se předběhl o takových 17 až 18 let. Nezbývá, než abych si zachoval chladnou hlavu a počkal, až mne doba zase dožene.“

Image

例えば、チェコで「チェコの偉人」(Největší Čech) という最も大事なチェコ人を選ぶ大会が行われた時、チェコ人は、Jára Cimrmanを一番に選びました。カレル四世やヴァーツラフ・ハヴェルなどのチェコの大事な人よりも前でした。残念ながら、やっぱりJára Cimrmanは本当の人ではないので、結局それは無効にされて、最後的に優勝することはできませんでした。

その他にも、例えば、他の「チェコの七不思議」(Sedm Divů Česka) というテレビ番組ではJára Cimrmanが最も多い票を獲得して、優勝しました。その番組では、Jára Cimrmanがカレル4世やチェコビールなどに勝ったというわけです。

Jára Cimrmanについてもっと興味がある方は、プラハのPetřín(ペトリーン)にあるCimrmanの生活と発明の美術館がオススメです。 Image

要するに、チェコ人のユーモアにはいろいろな種類があって、日常生活の一部分になっていて、チェコ人の毎日の生活を楽しくする働きがあります。みなさん、チェコに来て、チェコ人のユーモアを是非経験して下さい!

広告

チェコ人のユーモア」への3件のフィードバック

  1. ユーモアの話、読ませていただきました。おもしろい!!チェコの方って、とてもまじめなイメージがあったのですが、本当におもしろい人が多いんですね。
    是非、またおもしろい話を教えてください。

    • コメントをどうもありがとうございます。
      ご無沙汰しています。カレル大学の森田です。
      私もチェコにはユーモアが好きな方が多いと感じています。
      今後とも、ブログの応援よろしくお願いします。

  2. こんにちは、初めまして! チェコ蔵さんから教えていただきました、面白いページですね! ユーモアの話題も大変興味深いです。*ヤラ・チムルマンの引用してある箇所、ちょっとよくわからないのですが・・・ ユーモアについて解説していただくのは野暮かもしれませんが、「自分自身がわからなくなる」と、どうして「17-18年を抜き去る」ことになるのでしょう? アルツハイマーとか?? よろしければ補足よろしくお願いします! またどうぞ色々教えてくださいね。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中