アルフォンス・ミュシャ「スラブ叙事詩」に挑む

日本でも有名なアルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha: 1860-1939)は、現在のチェコで生まれました。独特の感性で花や女性を描いたポスター画とともに、日本ではミュシャの名で知られていますが、チェコ語の読み方は「ムハ」となります。フランスやアメリカで活躍したミュシャが晩年に故郷に戻り、18年の歳月を掛けて完成した絵画が「スラブ叙事詩」です。「スラブ叙事詩」はこの地域に伝わる神話や歴史的事件をモチーフにした大作20枚からなりますが、それをカレル大学日本研究学科修士課程の学生が分担して、日本語で絵の歴史的背景や構図の説明、そして感想を書くことにしました。学生の絵に対する感想やその表現の仕方は様々ですが、彼らが属するスラブの歴史をミュシャの絵を通して日本人に知ってもらいたいという気持ちで書きました。

「スラブ叙事詩」展
プラハにあるヴェレトジェニー宮殿(Veletržní palác)にて、2013年12月末まで特別展示中です。

(展覧会受付の方のお話によると、2014年も引き続き同じ会場で展示を続ける予定だそうです。)

「スラブ叙事詩」展で展示されている作品はミュシャ財団(英語)のホームページでご覧になれます。

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アルフォンス・ミュシャ「スラブ叙事詩」に挑む」への8件のフィードバック

  1. はじめまして。
    昨年の12月にプラハに行ったのですが、スラブ叙事詩を知らなくて、
    オペラとバレエを見て帰ってきました。
    来年の1月にも行こうと予定しているのですが、もう展示が終わってしまうのですね。
    凄く残念です (>_<)  タイミングが悪かった!!

    実際には見れませんが、このブログをみっちり読ませて頂こうと思います。

    今度もオペラとバレエを楽しもうと思っていますが、観光の方もブログを参考にさせて頂きます。

    このブログに出会えて良かったです (*^_^*)
    どうもありがとうございます m(__)m

    • コメントをいただき、どうもありがとうございます。
      残念ながら、スラブ叙事詩展はまもなく終了してしまいますが、ブログには他にも学生おすすめの場所などを紹介していますので、もし良かったら訪ねてみてください。(森田)

  2. 日本研究学科のみなさん はじめまして

     日本語でスラヴ叙事詩を解説したものはいくつかあります。しかしそのほとんどが、チェコの歴史を知らない多くの日本人に親しみやすいものではありませんでした。みなさんの解説はチェコやスラヴの歴史と文化に詳しくない日本のミュシャファンにもスラヴ叙事詩を理解する助けになることでしょう。

     美しい装飾と写実性に共感すると同時に、ムハ作品は歴史と向き合うことをチェコの人たちだけでなく我々日本人にも示唆しています。日本で広くムハが親しまれることは日本にもチェコにとっても必ず大きな意義があると Jiří Mucha と話し合ったこともあります。

     美術館や展覧会、ウェブサイト(ミュシャを楽しむために)を通してミュシャを紹介してきた私には、スラヴ叙事詩を日本人にわかりやすく紹介する皆さんの試みはたいへんうれしいものです。ムハについて、チェコの歴史と文化について、日本の人たちに語りかける皆さんの活動をこれからも楽しみにしています。

     

      

    •  温かいお言葉をいただき、どうもありがとうございます。ミュシャが描いた「スラブ叙事詩」は、そのスケールの大きさや美しさに圧倒されますが、このブログでは、ミュシャがそれぞれの作品に込めたメッセージを学生自身が自分なりに読み取って、それを日本語で発信することに主眼を置きました。そのため、一部のミュシャの作品について、やや否定的な感想を述べている学生もいますが、ミュシャが晩年に「スラブ叙事詩」に取り組んだ意義については各自高く評価していましたので、どうかそのあたりをご理解いただけたら幸いです。

       今後も、学生の視点で捉えたチェコの魅力を日本語で発信していきたいと思っていますので、ご声援どうぞよろしくお願いします。(森田)

       

  3. 「スラブ叙事詩」の検索で、こちらにヒットしました。
    いつか見たいと思っていた「スラブ叙事詩」の全作品。2017年には日本公開予定もあるらしいのですが、実現するかどうか…。
    来年もそのまま公開されているのであれば、是非プラハに行きたいと思っております。

    • ブログをご覧いただき、どうもありがとうございます。
      日本で公開されるという噂は聞いたことがありますが、実現するとうれしいですね。
      美術館の受付の方は、2014年も継続して公開される予定だと話していましたが、確定しているわけではないようですので、最新情報は美術館のウェブサイト等でお確かめいただけると幸いです。
      今後とも、どうぞよろしくお願いします。(森田)

  4. 初めまして
    「6. シュテパーン・ドゥシャン・セルビアのツァーを東ローマ帝国への即位式」の記事に掲載されている写真は「2. ルヤーナで行われたスヴァントヴィートの祝賀会」ではありませんか?それとも、2番目の絵画との比較を論じられているので意図的でしょうか?
    また、手前の女子をクローズアップしているのは、ミュシャの目線があくまでも一般庶民本意であることへのこだわりではないかと推測しています

    外国語で難解なアートの解釈を綴る試みに感動すら覚えます。すばらしい!
    みなさんの記事を読むと、スラヴ叙事詩のまた違った側面に気づかされます。

    2017年には日本で公開されますが、今から楽しみにしています

  5. みなさま

    お久しぶりです。
    ついに東京で「スラブ叙事詩」展が始まりました。
    会期:2017年3月8日(水)~6月5日(月)
    会場:国立新美術館 企画展示室2E
       東京都港区六本木7-22-2
    チェコに来なくても、日本で大作に出会うことができます。
    https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0296123/index.html?cid=nnc2017030813477714

    この機会にぜひご覧ください。(森田)

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