聖ニコラウス

ルチア­・マハロヴァ

 クリスマスの時期で、12月6日は子供にとても人気がある日です。この日は聖ニコラウスの日と呼ばれています。聖ニコラウスとは誰でしょうか。

 聖ニコラウスは3世紀から4世紀に実在した人物で、ローマ帝国時代の小アジア(現在のトルコ領)のミラという町の司教でした。この人について色々な伝説があります。聖ニコラウスは裕福な家庭に生まれましたが、子供のときから貧しい人に自分の持っているものを分け与えていました。両親は伝染病で死んでしまって、大きな遺産を残しました。ニコラウスはその財産をすべて貧しい人に分け与えてしまい、自分は修道院に入りました。聖ニコラウスは多くの奇跡や善い行いをしていたと言われています。例えば、傷を癒やしたり、使者を生き返らせたりしました。しかし、一番有名なのは貧しい老人と彼の三人の娘の伝説です。貧乏のせいで、娘たちは結婚できませんでした。聖ニコラウスはそれを聞いて、三日続けて彼らの住んでいる家の窓から金貨の入った袋を投げ入れて、その家族を救ったという話です。

 この伝説から今の聖ニコラウスの日の習慣は由来しています。子供たちは12月5日の夜に窓のそばにに靴をおいて、次の朝起きたら、靴の中に小さなプレゼントが入ってます(昔はミカン、ナッツなど、今はチョコレート、飴などが普通です)。しかし、それは子供たちはその一年間両親の言うことを聞いて、いい子だった場合だけです。悪い子供には石炭やじゃがいもをあげます。

地方によってこの習慣は異なっています。ある地方では聖ニコラウスは悪魔と天使と一緒に家や学校を回って、子供たちは聖ニコラウスに歌を歌います。子供がいい子だったら、天使からお菓子をもらいます。悪かった場合は悪魔がお仕置きをします。

 聖ニコラウスはサンタクロースのモデルだと思われています。宗教改革の頃からプロテスタントの地方では、この優しい司教の訪問は廃止されて、プレゼントを入れた袋を背負い、赤い服の格好をしているおじいさんの形に変えて、それをクリスマスと結びつけてしまいました。

 名前も聖ニコラウスからオランダ語の「サンタクロース」に変わり、17世紀にアメリカに植移民したオランダ人たちが「サンタクロース」と呼び始めました。18世紀に「サンタクロース」はイギリスにも渡って、クリスマスのプレゼントを窓からではなく、煙突から入って暖炉やストーブのそばに用意した靴や、靴下の中に入れることになりました。

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