ヴェチェルニーチェク (Večerníček)

「ヴェチェルニーチェク」

「ヴェチェルニーチェク」

ぺトラ コヴァ―チョヴァー

モニカ グロソヴァー

私は座ることが出来るようになった頃から、姉と一緒にテレビで「ヴェチェルニーチェク」と言う番組を見ていた。小さい子どもの頃は多分内容がまだ分からなくて、興味があまりなかったけど、いつも姉がすることをしたかった。だから「ヴェチェルニーチェク」を見はじめた。段々大きくなるとともにその番組に夢中になった。六時四十五分になると、もうテレビの前に座っていて、目をきらきらさせて、毎晩待っていた。「ヴェチェルニーチェク」の童話は毎日十分で終わってしまうが、私にとって、一日の中で一番楽しい時間だった。

「ヴェチェルニーチェク」は子ども向けの夕方の番組だ。番組はチェコスロバキアの頃の1960年代に生まれた。まず日曜日に限り放送された白黒のお伽話だった。1975年から「ヴェチェルニーチェク」は毎晩放送されてカラー放送になった。

「ヴェチェルニーチェク」のお爺さん

「ヴェチェルニーチェク」のお爺さん

スロバキアの「ヴェチェルニーチェク」のキャラクターは「ヴェチェルニーチェク」のお爺さんと言うものだ。1977年から番組の初めと終わりに出て、挨拶するようになった。そのキャラクターは子どもに凄く人気があったから、自分のアニメが作られるまでになった。

チェコでは番組の初めから他のマスコットがあった。スロバキアの「ヴェチェルニーチェク」のお爺さんよりもっと古くて、新聞の帽子を被っている小さい男の子はチェコの「ヴェチェルニーチェク」の代表的なキャラクターだ。

両国の子どもはそのキャラクターや番組のテーマ曲や色々な短い話が大好きで、今でも毎日「ヴェチェルニーチェク」を見る子どもも多い。ある調査によると、チェコとスロバキアの国民の80%は少なくとも時々「ヴェチェルニーチェク」を見ると言われている。

私は今テレビをあまり見ないけど、「ヴェチェルニーチェク」のことを思い出すと、いつもいい気持ちがする。私の好きな「ヴェチェルニーチェク」のお伽話は「Maťko a Kubko」だ。 二人の羊飼いの色々な冒険の連続話だ。「ヨゼフ•クローネル」と言 うスロバキアの一番有名な俳優は一人でその話の吹き替えした。チェコの「ヴェチェルニーチェク」の中で「土竜のクルテク」と言うのが好きだ。

アニメーションスタイル

「ヴェチェルニチェク」と聞くと頭に色々な楽しいイメージが浮かぶ。「ヴェチェルニチェク」には四つのパターンがある。

1, 俳優が出ている実写映画だ。それは例えばチェコの「クルコノシュスカー・ポハーヅカ」(Krkonošská pohádka)だ。チェコの神話にもとをした童話で、「バムブルキネ・ドブロヅルズストヴァ」(Bambuľkine dobrodružstvá) はスロバキアで一番人気がある。バムブルカという小さい女の子のアドベンチャーだ。

2, マリオネットがある。スロバキアではかわいい双子の話「ダヌカとヤヌカ」(Danka a Janka)だ。チェコの「プリーベフ・ヴチェリーフ・メドヴィーヅク」(Příběhy včelích medvídků)という蜂の兄弟の話もいいけど、私にとって一番好きなのは「ブロウチツイ」(Broučci)だ。マリオネットは非常にうつくしくて、色もきれいだ。私は子供の時「ブロウチツイ」を見るといつもその小さい虫の話に心が温められた。

「ブロウチツイ」(Broučci)

「ブロウチツイ」(Broučci)

3, 粘土から作ったキャラクターとセッティングがあるクレイ・アニメーション。これは少しマリオネットのスタイルに似てる。例えば「ジザラーツイ」(Žížaláci)の童話で赤いと青いみみずの友達が見るこよができる。

「ジザラーツイ」(Žížaláci)

「ジザラーツイ」(Žížaláci)

4, 最も人気があるのは何といってもアニメーションで、その中で有名なのは「クルテク」(Krteček)というアニメだ。世界中で有名なので、チェコの代表的なキャラクターになった。日本語にも翻訳されている。

「クルテク」(Krteček)

「クルテク」(Krteček)

* このページの絵はすべてモニカ グロソヴァーが描きました。